やみくもに刺激をするだけではだめです

不登校と引きこもりの原因は根深いものだと思います。不登校になってしまう原因は人それぞれだと思うのですが、原因のひとつとしては自身の自信のなさや、自分が能力がないと思い込んでしまっていることがあります。
そういったことに対しては、集団生活のなかで、失敗してもいい環境のなかで仲間と一緒に取り組んでいくことにより、自分のしたことの成果を認められて、小さなことでも成功体験を経験することによって、自分に自信がつきまた新たな一歩を歩んでいくための力とすることが大切です。
でも、そこまでに行くためには、難しい点もいくつかあります。まず、何より大切なのは引きこもっている本人のやる気です。周りがいくらやりなさいと言っても本人がまったくやる気がなければ、何も現状を変えることはできません。周りから本人に刺激を与えるのもいいのですが、あまり刺激を与えすぎても本人にとっては不快なだけで、余計に引きこもったりしてしまう原因となります。
同じ引きこもっているように見えても、実は本人のなかで気持ちが揺れ動いていることもあります。その本人が動き出したいという気持ちに揺れ動いたときに、周りの動かそうとする力が上手くかみ合うと、引きこもりの脱却の一歩となります。そうなるためには、変わらない現状に焦ってしまうのではなく、本人の気持ちが良い方向に動いてくるまで、とにかく待ち続けることも必要なのではないでしょうか。
本人も、もうずっとこのままでいたい、そう思ってしまっているときと、いつまでもこのままでいいのかな、自分も少しは変わっていきたいな、そう気持ちが揺れ動き始めているときと、両方あると思います。その気持ちが動いてきたときに、うまくタイミングよく変わっていくためのきっかけを与えてあげたいところです。
引きこもりのような子供たちをサポートするボランティア団体の人たちに、そういったこのままではいけないと思っているときに面談をしてもらえれば、変わっていくきっかけの大きな一歩を踏み出せると思います。その一歩から、同じような境遇の仲間と一緒に触れ合ったりすることで、少しずつ社会性を持っていき、引きこもり状態を脱却して社会へ踏み出していくことができることでしょう。